モンスターラボの環境での実践と発見、未来への一歩
モンスターラボにバックエンドエンジニアとして入社して1年が経過しました。 率直な振り返りを記事にしてみます。 実際にどのような経験ができるのか、それはどんな感じなのか、1つの視点として参考になれば幸いです。 フロントエンドエンジニアの Yuki Nakano さんの記事と共鳴するものがありますので、そちらも是非参照ください。 関連エントリ:モンスターラボの環境でTechLeadとして働くこと(2022年2月17日) やったこと (What I Did) クライアントワーク - 最初の半年 入社後は、次のよ...
AWS ECS App Mesh リトライ戦略
今の急速に進化するデータ主導の世界では、リアルタイムのデータ処理はさまざまなビジネス分野で不可欠です。 システムパフォーマンスの監視から顧客行動の分析まで、リアルタイムでデータを処理する能力は、タイムリーな意思決定のための貴重な洞察を提供します。 ただし、見落とされがちな重要な側面の一つは、リアルタイムのデータ処理パイプラインで障害を効果的に管理することです。 この記事では、堅牢な再試行戦略を実装することの重要性について説明したいと思います。AWS ECS App Mesh を活用し、障害を効果的に処理す...
サーバーレスとコンテナの適切な利用とハイブリッドの考え方
はじめに 現代のクラウドコンピューティングの世界では、アプリケーションのデプロイや管理の方法が多様化しています。特に注目されるのがサーバーレスとコンテナ技術です。これらの技術の違いや、それぞれの適切な利用シーンについて解説します。 サーバーレスとは サーバーレスは、開発者がインフラの管理を意識することなく、コードの実行に集中できるようにするものです。主な特徴として以下の点が挙げられます。 サーバーの抽象化:開発者はサーバーを直接管理する必要がありません。 イベント駆動型の実行:イベントが発生したときにコ...
Azure FrontDoorは実はWebSocketをサポートしているのではないか?
はじめに こんにちは! Backendチーム所属の森田です。 最近少し関わった案件で、「Azureのソリューションを使った、グローバルな(リージョン間の)負荷分散を実現したWebアプリケーションを構築したい」というものがありました。 グローバルな負荷分散について検討するのは初めてだったため色々と調べていたのですが、その中でAzure Front Door周りの挙動で気になる部分があったため共有いたします。 お話の内容としては「Azure Front DoorはWebSocketに対応していないと言っている...
AWS Batchの活用
膨大な量のデータの時代に、バッチはアプリケーションと同じくらい、欠かせない処理です。 バッチを起動するためにはフレームワークを選びつつデプロイ先も思考する必要があります。 一般的と言えば Spring Batch, Kubernetes の Job や Cronjob、分散システムの場合 Hadoop、Apache Spark などの技術を使って Kubernetes 上デプロイの形です。 ただし、小規模のプロジェクトまたは単独のバッチだと上記の導入は困難です。 したがって以下の懸念点がありました: 導...