エンタープライズデータ基盤における dbt の活用戦略
近年、データ駆動型の意思決定が企業の競争力を左右する重要な要素となっており、大規模かつ複雑なデータ基盤の構築が不可欠となっています。この潮流の中で、dbt(data build tool)は、エンタープライズレベルのデータ変換とモデリングを効率化する強力なツールとして注目を集めています。 dbt は、SQL を使用してデータ変換を定義し、バージョン管理、テスト、ドキュメンテーションを統合的に行うことができるオープンソースツールです。特に以下の点で、エンタープライズデータ基盤の構築に大きな価値をもたらします...
データエンジニアリング初心者でも分かる!dbtの魅力と基本
データ駆動型ビジネスが当たり前となった今日、多くの企業がデータ分析の課題に直面しています。複雑な SQL クエリの管理、データの整合性確保、分析プロセスの再現性など、様々な問題が山積みです。そんな中で注目を集めているのが「dbt(data build tool)」です。 本記事では、データエンジニアリングの深い知識がなくても理解できるよう、dbt の基本と魅力について解説します。 dbt とは? dbt は、SQL を中心としたデータ変換ワークフローを管理するためのオープンソースツールです。従来の SQL...
Azure FrontDoorは実はWebSocketをサポートしているのではないか?
はじめに こんにちは! Backendチーム所属の森田です。 最近少し関わった案件で、「Azureのソリューションを使った、グローバルな(リージョン間の)負荷分散を実現したWebアプリケーションを構築したい」というものがありました。 グローバルな負荷分散について検討するのは初めてだったため色々と調べていたのですが、その中でAzure Front Door周りの挙動で気になる部分があったため共有いたします。 お話の内容としては「Azure Front DoorはWebSocketに対応していないと言っている...
イベント駆動アーキテクチャの入門
スケーラブルでパフォーマンスと保守性に優れたエンタープライズサービスを構築する必要性が高まる中、その解決策としてマイクロサービスやイベント駆動アーキテクチャがよく持ち出されますが、こうしたアーキテクチャでサービスを構築する場合、どのような点に留意すべきでしょうか。 はじめに 本記事では、イベント駆動アーキテクチャを利用する動機、コアとなる概念、主な課題について解説します。 また、バックエンドに NestJS、通信ツールに RabbitMQ を使用し、イベントやメッセージングを扱うイベント駆動アーキテクチャ...